(完)最後の君に、輝く色を
瑠衣の言うことが図星だったからか、しばらく先生は押し黙っていたが、すぐに教室を出ていけだの、別室だの騒ぎ出した。



どうしよう、私のせいで瑠衣が…



口を開きかけた時、大きな背中が突如目の前に現れた。



「浦賀先生すみません、僕が部活の話で島内を呼び止めてしまったんです。
島内が遅れたのは僕の責任です。
すみませんでした」



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