(完)最後の君に、輝く色を
言えばよかったんだ。



「あんたたちに京子ちゃんの何がわかるの?」



「本気で何かを頑張ったこともない人が、必死に生きている人をバカにするな」



「私は絶対京子ちゃんの味方だから」



どれか一つでも言えていたなら。



京子ちゃんは今笑ってくれていたのかな。



私はどうしようもない弱虫だ。



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