(完)最後の君に、輝く色を
『ねえ、お母さん学校に行きたいよお』
『どうして僕の体はこんなんなのお?直してよ先生』
『なんで僕はこんなに弱いの』
『…強くなりたい。誰かを守れるくらい』
目の前で小さく体を丸めたこいつがあの日の俺と重なる。
ああ、そうだ、あの時俺は願ったじゃないか。
誰かを守れるくらい強くなりたいって。
今がその時なんじゃないか。
『どうして僕の体はこんなんなのお?直してよ先生』
『なんで僕はこんなに弱いの』
『…強くなりたい。誰かを守れるくらい』
目の前で小さく体を丸めたこいつがあの日の俺と重なる。
ああ、そうだ、あの時俺は願ったじゃないか。
誰かを守れるくらい強くなりたいって。
今がその時なんじゃないか。