(完)最後の君に、輝く色を
「ただいまーっ!」
ぎりぎり、チャイムが鳴る前に間に合って陽気に隣の席の蒼に手を振ると、
蒼はため息をついて、椅子ごとこっちに向けて来た。
「あんた最近元気よねえ、昼休みまで絵描いてんでしょ?疲れないの?」
みんなには、昼休みも美術室で絵を描いていると言っている。
「ううん、絶好調」
「本当変なやつ。あっ、そういえば、次自習だってよ」
「え!嘘!やった!」
しまった、こんなことならもうちょい屋上にいればよかった。
ぎりぎり、チャイムが鳴る前に間に合って陽気に隣の席の蒼に手を振ると、
蒼はため息をついて、椅子ごとこっちに向けて来た。
「あんた最近元気よねえ、昼休みまで絵描いてんでしょ?疲れないの?」
みんなには、昼休みも美術室で絵を描いていると言っている。
「ううん、絶好調」
「本当変なやつ。あっ、そういえば、次自習だってよ」
「え!嘘!やった!」
しまった、こんなことならもうちょい屋上にいればよかった。