(完)最後の君に、輝く色を
「蒼は何するの?」



「勉強に決まってんでしょ。最近部活が忙しくて予習も復習もできてないんだもん」



聞いてるだけで、気持ち悪くなる。



蒼は筋金入りの優等生なんだ。



頭も良くて、運動もできる、みんなからもてはやされているけど、



それは影で努力しているからこそだ。



ほとんどの人は蒼のことを努力しなくてもチャチャっとこなしちゃう天才肌だって思っているけど。



集中している蒼の邪魔をするほど恐ろしいことはない。



大人しく、本でも読んでいようかな




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