(完)最後の君に、輝く色を
「うん。たぶん、私もそれわかってた。
だから大丈夫」
「お前は俺にはもったいないしな」
「あ、そっか」
「うおい」
いつも通りに笑える私にほっとしたように先生は笑みを浮かべた。
「先生、これからも今まで通りでいてね」
「当たり前だろ」
先生は私が持っていたスケッチブックに視線を移してポツリと漏らした。
「絵、すごかった。今のお前なら誰もを納得させられる絵が描けると思う」
「…私ね、今までで1番、絵を描くのが楽しいの。だから頑張るね」
「おう、頑張れ」
そう言うと、先生は微笑んで頷き、ドアを開け教室を出て行った。
ありがとう先生、目をそらさないでいてくれて。
だから大丈夫」
「お前は俺にはもったいないしな」
「あ、そっか」
「うおい」
いつも通りに笑える私にほっとしたように先生は笑みを浮かべた。
「先生、これからも今まで通りでいてね」
「当たり前だろ」
先生は私が持っていたスケッチブックに視線を移してポツリと漏らした。
「絵、すごかった。今のお前なら誰もを納得させられる絵が描けると思う」
「…私ね、今までで1番、絵を描くのが楽しいの。だから頑張るね」
「おう、頑張れ」
そう言うと、先生は微笑んで頷き、ドアを開け教室を出て行った。
ありがとう先生、目をそらさないでいてくれて。