クリスマスの魔法
「友達に戻ろうよ!」
彼は、「えっ」と言っていた。
そして、「それでもいいの?」と聞かれて私は答えた。
「なんだろ、その方が楽とゆうか、しっくりくるんだよねー!」
私は強がりに聞こえる言い方をしたが、強がりでもなんでもなく本当にただそう思っていた。
彼は「別にいいけど…」と戸惑っていたが、私は有無を言わせず無理矢理押し切った。
彼が最初に私に告白してきたときのように。
「メリークリスマス」
これが、私から送った最初で最後のメールだった。