クリスマスの魔法










三週間目は丁度私の誕生日だった。





彼はそのことを付き合う前から知っていて、





「覚えるよ!」





なんて、明るく言っていた。





だから、私は0時になるまで待った。





だけど、お祝いの連絡はなにもこなかった。





結局、昼間も夜も待ったがなにもこなかった。





来たのは、「今日は友達と映画見たんだ!」とかそんな他愛もないこと。





私はそれを見た瞬間不安な気持ちや、嫉妬もなにもかもが一気に冷めた。









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