クリスマスの魔法
二ヶ月が経ったころ、彼からの連絡は途切れるどころかひつこいくらい来るようになった。
相変わらず記念日を切り出してこない彼。
私だけがこだわってるのかな?と思うようになった。
まあ、どうでもよかった。
ある日、電話しようと言われて私はわかったと言った。
「もしもし。」
私はわざと明るい調子で電話に出た。
「もしもし。久しぶり!元気?学校どう?」
そんなにしたかったのか、待ちきれなかったとゆうような声だった。
自然と笑みがこぼれて応えた。
「うん。久しぶり。学校は普通。そっちは?」
自然と会話が出来ていた。
そして、彼は言った。
「俺、大好きだよ。」
気持ちが冷めたはずなのにキュンとした。