Darkest White

光の家、好きだもん…

あ、そういえば…

「目隠しは良かったの?」

「あ?」

そういえば前回も光わたしに目隠しをつけるのを忘れていたような…

「いや、道…。」


道覚えたらやばいみたいなことを岬が口走っていた気がする。

それですごい恐怖を感じたのを今でも覚えている。


「目隠し?んなもんいるか?」

「へ?だって岬がこの前住所ばれたくないって目隠ししてきたよ?」

「チッ。下心丸見えな、あいつ。」

「え、えぇーー!嘘!」


み、岬めえ…!

まんまとはめられた。


「許さねえ…。それにお前道覚えらんないだろ、そもそも。」

えーと、最初のところはどういうことだったんだろう…でも、確かに後者は…はい、ごもっともですね……。

「地理できなさそうな顔してんもんな。」

フッと口角を上げる光、さりげなーく侮辱してるよね?うん。

「バカだもんな、お前。」

「なっ!何もそこまで!」

「あー、うるせえ。着いたぞバカ。」

ま、またあ!!

こんちくしょう!そう思って何か言い返そうと思ったところで、エレベーターに乗り込んだ。

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