Darkest White

ほら、また。

こうやって光ははぐらかすんだ。


「ねえ…、」

「ん?」

「…光のみてる世界に…連れてってよ。」

「フッ。」

光が軽く笑った。

「ああ。」


そして自信ありげに口角を上げた。


不覚にも、黒い車に寄りかかって笑う光に、胸がトクンとトキめいた。


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