Darkest White
「っ、おい!」
光が慌ててしゃがみそうになるのをまるで防ぐように、わたしは地面にへたり込んだまま、光の足にしがみついた。
「…っ、光っ…わたし、なんで生まれてきたのかなっ…」
から笑いが止まらない。
「どうして光に出会っちゃったのかなっ…?」
こんなんだったら…っ
「出会わなければよかったっ…」
泣けもしない。なのに苦しい。こんなにも苦しいよっ。
次の瞬間、ふわっと体が軽くなった。
光に横向きに抱えられたわたしは、そのまま顔を彼の胸に埋めた。
「っ、もう…いやだ…」
神様は残酷だ。
「…なあ。」
「っいやだ、」
「おい、」
「いっ、」
ー
「凛。」
ー