Darkest White
い…ま…
「じゃ、お仕事あるからバーイバイ!」
わたし…
すっと人差し指で唇をなぞる。
「岬に…キスされた?」
どくどくと血が波打つ。
それは光に対するドキドキしたようなものじゃなくて、
体がいやだって叫ぶ赤信号。
「どう…して…」
殺し屋なんていうの。
縁を切られるなんていうの。
どうして、
光を好きになったらいけないの?
岬にキスされてもっと核心に近づいたこの気持ち。
真実を教えてくれないと、わたし、わかんないのに…
「わかんない…っ、」
もう、わかんないよ。