Darkest White

わたし、どうしちゃったんだろう。


「お前、幼稚園児みたいだな。」

「いやいや、光が大人だからですよ。」

「あ?」

「え?」

「大人じゃねーよ。」

「えっ?!?」

「ふっ…」

「えっ、えっ、大学生…?」

「バーカ。高校だよ。」

「はっ?!?」

思わず素っ頓狂な声が出る。

はあ!?!?マジで、は!?


なに、この人、大人ぶっちゃってちゃっかり高校生?!?


「何年??」

「3年。」


だ、よね…

これで一年とかだったらマジぶっ飛ぶんだけど。

ていうか…もうすっかり脱力なんだけど…

まさかのタメっていうね…

ありえない…まじ、ありえないわ…

タメに敬語とか…支配されてるとか…っていうか、どんだけ俺様なの?!?

バカだ…自分、完全騙されてた…


てっきりお偉いさんの若社長さんとかかと…


学生だってさ…


疲れた。



なんだよ。

なんなんだよ。



「マジ最悪…」

「態度変わったなお前。」

「そりゃあ変わるでしょ…タメとか。」

「中学生かと思った。」

「は。」

「くっ…ガキだな。」


むむむむ…

うん。怒った。

< 81 / 270 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop