男装女子。FIRST SEASON
『…ハァ。隼、知り合い?』
隼「ああ。立花麗華タチバナレイカ。出雲の従姉妹で許嫁だ。」
『ああ。従姉妹か。確かに似てるよね、雰囲気が。……ん?許嫁??』
麗華「ええ、あの人は私の婚約者ですわ。」
『今の時代でもそういうのあるんだ…!凄い…!』
出雲「羽咲~♪隼~♪楽しい楽しいティータイムの時間だy……おやおや、これはこれは。…久しぶりだね?」
麗華「ええ、お久しぶりですわ、出雲さん。」
『おお、そっくり…!!』
出雲「……。」
麗華「……。」
…え、何この険悪な雰囲気は。
出雲「…羽咲、もうこの人と喧嘩したのかい?」
『へ?…あ、うん。凄い強かったよ。あんな女の子滅多にいないよね。危うく当てられそうになった。』
出雲「…麗華さん…今から君はお家におかえり?」
麗華「イ・ヤ☆ですわ。」
隼「……オイ。」
麗華「…ワタクシ、今でも隼様をとてもとても愛しく思いますわ…。」
『「「……。」」』
麗華「…ですが…ワタクシはもう一人、お慕い申したいお方が増えました。…有栖川羽咲様。」
『……え?』
麗華「どうぞワタクシのモノになって下さいませ♪」
『えっ!!!!』
…も、モノ…?
出雲「羽咲、この女性に一切近付いてはいけないよ?」
隼「…ついに標的が変わったか…まあ会えば確かにこうなるとは思っていたが…。」
『え、えーっと…?』
隼「…麗華は基本的に強い人が好みだ。…男女関係無く…だ。」
『…え…とそれは…つまり…。』
出雲「僕たちの家はフリーダムだからね。ちなみに僕も男女どっちでも良いn」
麗華「出雲さん?羽咲様にそんなはしたない事を吹き込まないでくれません?」
『…あれ?二人とも…許嫁じゃないの?』
出雲「こんな女性は有り得ないかな。」
麗華「こんな男性有り得ませんわ。」
……ははは。