男装女子。FIRST SEASON
……ちょっと遅い…かも?
もう一時間経ちそう。
………しかも何か…
『…こっちに人回ってきてない?』
人数が多い日隈組。…だけど…
相手を殴り蹴りながら考える。
バキッ
「グハッッ…」
もしかして正門殺られた?
バキッ
…いや、さすがにそれはない。
グキッ
だってルキいるし。
ガンッ
んー…
とりあえずこの人たちを殺らないとダメだ。
『…よし、決定。とりあえず皆さんさようなら。』
バキッ
ガンッ
バキッ
『…ふぅ…。…電話するか。』
~♪
………。出ない。
『…もしかして、何かあった?』
ヒュッ
突然ナイフが飛んできた。
『ッ…危な…。…うわ、面倒臭いの来た。まさか雇ってるとは思わなかった。』
…ルキたちと同業の…
「…俺もだよ。お前みたいなバケモノの女は見た事ねぇ。」
殺し屋さん。
『…随分とわかりやすい殺し屋さんだね。……まあ…中の上かな。ナイフたくさん隠し持ってるみたいだね。』
「…俺は昔野球やっててな。正確に玉を投げることが出来る。」
『…拳銃も所持か。…これは逃げるしかないかもね。』
「…そうか、それは残念だ。」
『貴方が…ね?』
「……は…」
一瞬でソイツの背後に回った。