男装女子。FIRST SEASON





光「都古さんだよ。最近メール友達になったらしい。」



『え!メル友なの!?…あれ、でも零って。』



光「うん。あんまり返信返さないらしいよ。面倒臭いからって。たまに返してるって。」



『たまに。…えー、ちょっと妬けちゃうぜ。いーなー、俺も交換してもらおっと。零さー…』



結「もう零いないけど…。」



『「えっ」』



裕翔「二人が話してる間にすっ…と消えた。」



『…来たら保健室にいますよって言ってやろーっと。』



光「…ついでに蓮さんに言ってやろーっと。」



結「はっ…そろそろ俺の番。」



光「あ、俺もだ。」



『お!頑張れ!!赤組優勝のために!』



光「頑張るぞー!」



結「おうよ!茜のために頑張ってくる!」



『オイ、赤組のためにって言ってんだけど。』



結「行ってきマース。」



光「大丈夫、多分勝つから。じゃ、また後でー!」



『…行ってらっしゃーい!!…まあ光は勝つとして、結も茜ちゃんのためなら勝ちそうだから大丈夫か。』



裕翔「…極度のシスコンって怖いよね。知ってる?結ってね、茜の誕生日の時に何万もするプレゼントあげてるんだよ。僕には図書カードなのに。」



『うわ、有り得ん。平等に誕生日プレゼント渡さないとだよね!?』



裕翔「ちなみに茜はそんなにお金使うなと言っていた。」



『そりゃ当たり前だ。そんなにお金積まれても何も返せないもん。』



裕翔「だからね?僕も今年は色々あげてたけど、これからは図書カードにすることにした!!」



『よし、俺もそーしよー笑… 』



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