男装女子。FIRST SEASON
そして午後。
残る競技は障害物と喧嘩。
『つか次だし!!』
光「ウサギー!行くよー!」
『はいさ!!』
どんな競技何だろう…練習が1回も無かった唯一の競技…
「今年もやってまいりました!障害物競走!!!!今年のレーンはなんと!外ではなく校内で行ってもらいマース!」
『……アリ?』
光「ナシ。」
だよね。
まーでも、行くっきゃない。
「それではせんしゅの皆さん!位置についてください!」
光「ウサギだろうと負けない!」
『俺だって負けない!』
「それでは!位置について!よーい!!」
パンッ
一斉に走り出す選手。
先頭にいるのはやっぱり先輩方…あと光な。
『まー最初の奴らを行かせて様子見よ……って。』
ナニコレ
「さあ!最初の障害物である約4mの壁を乗り越えることが出来るか!!」
ええええええ可笑しくない!?普通乗り越えられませんって!
つか4mとか!!どうやって用意したの!?
まあ下駄箱の入口の前にデカデカとあるけども!!
「おーっと!?中々登れる人がいないようだぞ!!」
『当たり前だわ。』
さてさて…どうしようかな。
とりあえず絶対的に壁を乗り越えることが出来ない奴を踏み台にするか…。
『ハイごめんね〜』
「「「ウオッ!!!」」」
ちなみに人は選んでる。もちろん《牙狼》と《クラウン》の下っ端共。
「酷いっすよー!!」
「俺らを踏み台にしてー!!」
『ごめんごめん!後で奢るから!』
「「「よっしゃー!」」」
『…単純かよ。』
よし、さっさと行こう。何人かはもう先に行ってるみたいだし。