男装女子。FIRST SEASON

その頃、ウサギたちは＿＿＿＿＿。



『うあああああ曲がれオラァァァ！』



玲央｢行けェェェ！！俺のク〇パァァァ！！！｣



夜｢百の手作りパフェを食べた俺は無敵だ…。｣



結｢俺は世界一のゲーマー！！負けるわけにはいかないィィ！！｣



光｢勝負は勝たないとね！！頑張るよー！｣



マ〇カやってました☆



『うおおおお一位貰い…えっ』



夜｢はっはっはー！残念でしたー。｣



『なん…だと…！？』



夜｢ﾌｯ…一位は俺の…｣



結｢おーっと！？結くんの存在を忘れてませんかみなさーん！！｣



夜｢うわ。抜かされた。｣



『うわ！バナナ何でここに置いてあんの！！？』



光｢あ、さっき落としたところだー。｣



『ひーかーるー！！！？』



玲央｢お前らー！俺を忘れんじゃねーぞー！｣



『｢｢｢ああああ！！！｣｣｣』



勝者、篠宮玲央。



『クソ…何でお前なんかに奢らなきゃいけないんだ…』



光｢しょうがないよ。賭けたんだもんね。そこは男らしく奢らないと！｣



『男だね〜…。』



夜｢…俺のパンケーキ…。｣



結｢俺のお金が…羽ばたいていく…。｣



玲央｢よっし。裕翔、零、百、悠太。コイツらの金でカレー食べに行くぞ！｣



｢｢｢｢わーい｣｣｣｣



『｢｢｢ああああああああああ！！｣｣｣』






ｶﾞﾁｬ



隼｢お前ら煩ェよ。｣



『｢｢｢｢｢｢｢｢すみませんでした。｣｣｣｣｣｣｣｣』



ドスの効いたお声で言われたのでそう言うしかないと思った。



隼｢ウサギ。｣



『ん？』



隼｢とりあえず帰ってもらった。｣



『そっか。…何か…ゴメンね？』



隼｢…別にいい。…その代わり、ちゃんと俺たちには言うんだぞ。｣



『…うん、みんなには話しておこうと思ったんだ。…秋さんにも来てもらった方がいいと思う。秋さんさえも知らないことがあるから。』



隼｢ああ。｣



『…巻き込んでゴメンね。』



隼｢…俺たちは巻き込まれに行ってるんだが。｣



『え。』



隼｢仲間のために、助けるのは当たり前だろ。｣



結｢そーそー！当たり前当たり前！｣



裕翔｢大丈夫だよ！いなくなるのは嫌だし！｣



零｢ずっと、うさぎと一緒にいたいから…ね。｣



光｢そうそう。これからも一緒に高校に通いたいし。｣



玲央｢何かあったら俺達がぶっ飛ばせばいーんだろ？女の子守るためなら俺は惜しまないし〜。｣



悠太｢一緒にまだ作りたい料理あるし！スペイン料理とか！マカロンタワーとか！！｣



夜｢そうそう。マカロンタワー作ってほしいし。一緒にケーキ屋制覇しよう？その為に俺は頑張る。｣



百｢一緒にみんなで楽しく平和にいたいし。メンバーが欠けるなんてありえないよ！料理の作り手減るのも困るし！｣



壮悟｢ウサギがいないともう《牙狼》も《クラウン》もダメなんだよ。もう君は俺たちの一部でもあるんだから。まあ隼と出雲は完全に…だけどね？｣



蓮｢そうだぞー？零も助けてくれたんだ、助けるのは当たり前だ。それにウサギがいないと色々と崩壊するからな！特に隼と出雲が！！｣



｢｢………。｣｣



蓮｢オイ、最初に始めたの壮悟だからな。｣



壮悟｢だって事実だし…ね？｣



『…？？』



出雲｢確かに、もう僕らは君が欠けてしまうと《牙狼》でも《クラウン》でも無くなってしまう。｣



隼｢お前が絶望に染まろうとも、暗闇に行ってしまったとしても、俺たちは絶対にお前を救ってみせるし、連れ戻してみせる。｣



出雲｢だから、羽咲。｣



隼｢…どんなことでも受け入れる。｣



出雲｢安心して？｣



隼｢俺達はお前が、大切だからな。｣



『…あは、あははは……ｯ…嬉しいこと言うなお前ら…。』



夜｢あ、泣いた。｣



『泣くわボケェ！！…だって、初めて言われたんだよ、そういうの…。泣くに決まってんじゃん…ｯ！』



結｢あはは、よしよし。｣



零｢撫でてあげよう。｣



光｢そうだね笑｣



悠太｢良かったね〜。｣













良かった。この人達に出会えて。






この人達なら言ってもいいかな。






イヤ、もうきっと…






あの夢で、許してくれた。






碧、好きだよ。






碧、好きだったよ。