男装女子。FIRST SEASON
そして俺は“強制的に”隼さんの後ろに乗せられた。
隼「しっかり捕まってろよ。」
『あーい…。』
隼「…大丈夫だ。凄い楽しいぞ、今から行くところは。」
結「隼さんそれ危ない店みたいな発言なのでやめてください!」
『…危ない…!?』
結「全ッ然危なくないから!!!」
夜「いや、暴走族の溜まり場だからふつーに危ないだろ。」
『…えっ』
百「夜!?言っちゃダメだったやつだよそれ!!」
夜「なんか面倒臭いよね、内緒話って。」
結「いや夜の方がめんどくさいかな!!!」
壮悟「…うん、まあ言っちゃったから言うけど、これから俺たち《牙狼》の溜まり場に行くんだ。ウサギにも見て欲しくて…ね。」
『…なんだ、最初っからそう言えばよかったのに。もー、マジでヤバイところに連れてかれると思っちゃったじゃん!!!』
隼「…怖くないのか。」
『え?溜まり場?うん、全く怖くない。てかもうこの学校に来てる時点で怖がる必要なんてないし。』
隼「…そうか…。」
『それにさ、隼さんたちのお仲間さんなら絶対に怖くなんかないよ。』
壮悟「…ウサギは変わってるね。」
『…えっそう!?俺変わってる!?』
夜「ああ。…もう敬語じゃなくなってるところが変わってるよ。」
『あ、確かに。でもまあもういいや。今ので敬語使う気力消滅したから。』
百「今ので!?」
『あ、でも先輩方にはさんはつけるよ?夜と玲央以外。』
夜「なんでだよー。」
『え、だって年上な気が全くの言っていいほど無い。ゴミクズより無い。』
夜「そっか。俺はゴミクズ以下なのか!!」
結「なんで喜びをあらわにしてるの!?」
裕翔「…いい加減中に入ろう?!隼さん、壮悟さん!早く入りましょう!?」
隼「そうだな。」
壮悟「そうだね。」