男装女子。FIRST SEASON
ガチャッ
「「「「「「……ッ」」」」」」
隼さんたちが見た光景、それは…
『…ふぅ。これで一通りかな。』
積まれた男どもと最後の一人を潰した一人の少年(少女)。
隼「…これは、お前が全部やったのか。」
『…え?あ、うん。…え、みんなどした?』
「「「「「「……。」」」」」」
…あれ、私ほとんど潰しちゃった系?いや、でもそれはみんなが襲いかかってくるわけで…ていうか嬉しそうに襲いかかってくるわけで…
あれ、これ今敵チーム来たら終わる?
あれ私大失態しちゃった?
『え、えーと…な、なんかゴメン?…いや、なんで俺が謝るんだ。』
百「ウサギ…喧嘩やったことあるの?」
『え?…うん、まあ一応ね。俺日本武道やったことあるから。』
結「日本武道…例えば?」
『えーと、まず柔道、空手道、合気道、日本拳法、少林寺拳法、剣道、居合道、抜刀道、真剣道、銃剣道、短剣道、薙刀、弓道、自衛隊格闘術、戸隠流忍術、新体道…かな?あとは覚えてないんだけどね。』
裕翔「…今の日本語?」
結「いや、絶対に違う!違うよ!」
夜「へー、凄いなぁウサギ。」
百「聞いたことない武道混ざってるよ。」
壮悟「段とか級って持ってるの?」
『えーと、段級位は持ってないけど、知り合いに言われたのは「お前はァ…まあ大体三段から四段辺りだなァ。特に合気道は五段くれェだろォ。」…だそうです。』
壮悟「それ凄いね!」
裕翔「…えっ今のモノマネ?!モノマネなの!?」
『我が師匠からのお言葉でした。』
夜「師匠って…なんかかっけぇな、響きが。俺も師匠になれるかな。」
『夜は甘いもの師匠だから。』
夜「マジか。俺凄いわぁ。」