男装女子。FIRST SEASON





壮悟「そっかー、たった一人でこれだけの人数倒すって凄いね。…見た感じ急所狙っての手加減アリ…かな。」



『ピンポンピンポーン!正解!だってポキッて折れたら困るでしょ?』



百「確かに…困るけど…ね。」



『ちなみに俺に棒一本渡されたら血塗れになる人続出ですので…お気をつけてイッヒッヒ。』



結「何今の笑い方。」



ちょっと魔女を意識してみました。




『つーわけで、これらは雑魚寝させてあげてね。大丈夫、一日休めばピンピンするから。』



隼「…それも誰かに習ったのか。」



『ん?まーね。医師免許と薬剤師免許は今なら余裕で取れるキラッ☆』



隼「…大変だったな。」



『…んー、大変ではなかったよ。それが日常だったからねん。…なんかお腹空いたと思ったら、俺昼ご飯食べ損ねた?てか今何時?……7時!?もう夜ご飯じゃん!!!』



隼「……。」



『…そ、そろそろ帰ろーよ!ねえ結、後ろ乗っけさせて!』



結「おー、いいぞー。」



『わーい!!!』



隼「……。」



何となく気まずい雰囲気だ。



なんとなく、詮索されてる気がする。



『…隼さん。』



隼「…何だ。」



『…俺は宇佐美天。』



隼「…ああ。」



『…宇佐美天だから。』



隼「……。」



雰囲気で、あまり詮索するなと言う。言ったら何か言われるから。



私はあくまでも《宇佐美天》だから。







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