男装女子。FIRST SEASON









あれ、兎さんの物語さっきまで平和的だったよね?!




どっどうしてそんな殺伐になった…!?




出雲「話し合いでもいいんだ。むしろそれが理想的だ。…でも結局はどちらも譲れなくて、武力行使で決着をつけようとする。そっちの方が明確だからね。それに、動物は大体話し合いなんてただの上っ面。実際は武力で押さえ込もうとするんだよ。…弱肉強食の世界だよね。」



『……つまり、出雲さんが言いたいのは?』



出雲「んー…どっちかに決めないと戦争勃発☆みんな全治1ヶ月以上の怪我を負うことになるかもしれないから早めに決めときなよ☆」



『そんな文末に☆っていう内容じゃないんだけど!?!?』



零「…うさぎ、頑張ってね。」



『…零から哀れみの目が…。』



どっどどどどどーしよ。




出雲「…ああ、そうだ。多分向こうも僕らも下っ端のみんなは君が来ると思ってるだろうね。」



『へ?なんで?』



出雲「そのつもりで来たって言ったからね。」



『……。…何ホラ吹いてんじゃオラァァァァァァ!!!!!!!』



出雲「そんなに怒らない怒らない。せっかくの可愛い顔が台無しだよ?」



『ぐっ…ムカつくゥゥゥゥ…ッ!!!!』



零「うさぎ、どうどう。」



零に宥められました。




















ガチャッ



玲央「ああ、お帰りー。」



悠太「ごめんね、先に帰っちゃって。」



光「ちゃんと話ついた?」



『~~ッ…ねえっ!?戦争になんてなんないよね!!?みんな怪我とかありえないよね!!!?』



蓮「どした。お前。」



『ウア゙ア゙ア゙ア゙ア゙』



裕翔「…なんか騒がしいと思ったら…ウサギ、どしたの?」



『ゆっ裕翔!!戦争なんないよね!!?』



裕翔「…え?」



結「ウサギ、いつも以上に賑やかだけど、どした?」



『結!!!みんなで怪我とか有り得ないよね!!?』




< 42 / 255 >

この作品をシェア

pagetop