男装女子。FIRST SEASON












『…もうイヤ…寝る。』



バシッ



『……無視。』



バシッバシッ



『ッ~~!!…さすがに痛いし無言の圧力やめて!!!』



壮悟「…あ、俺大事な用事思い出した。ちょっと蓮のところ行ってくる。」



隼「ああ、アレか。分かった。ウサギの面倒は俺が見る。」



『え!?待って待って壮悟!?行くな!!!!!行ったら俺殺されグハッ』



隼「早く行け。」



壮悟「はーい。じゃあウサギ、頑張ってね。」



『うぎゃァァァァァァ』



隼「煩い。」



バシッ



『痛い!!!!!!理不尽!!!!!』



隼「さっさと進めろ。」



『…鬼ー。』



勉強会怖い。鬼怖い。隼怖い。






















『…出来たぁぁ…。』



隼「………正解。」



『…隼は教え方上手いのに暴力振るからプラマイゼロなんだよね。』



隼「つい手が出るんだ。」



『絶対についじゃない!!!』



隼「…まあ、良く頑張ったな。」



ポンポンッ



『…ん~…。』



隼が私を撫でる時は気持ちいい。なんというか、安心する。凄く。



百「気持ち良さそうな顔してるね。」



『まるでお父さんのような感触。』



「「お父さん。」」



夜「確かに我らがお父様だよな。」



百「《クラウン》も含めた(笑)」



隼「誰がお父様だ。やめろ。」



あ、いいこと思いついた。



『おとーさん!おとーさん!今日は凄く頑張ったからご褒美欲しいな!』



上目遣いで頼んでみる。



隼「……しょうがないな。アイス買うか。」



『わーい!!!!!!!!来たぜアイスゥゥウゥゥ!!!』



ひゃっふぉい!!!!!



結「うわ、確信犯だ!!!!ズルい!!!」



『ふっふっふ…これは俺のご褒美であって貴様は裕翔に頼むんだな!!!』



結「…裕翔???」



裕翔「ええええええ…ガリ〇リ君ならいい。」



夜「…百はくれないのか?」



百「ハイハイあげるあげる。」



夜「わーい。」



クロ「ニャァァァ」



『なんた、お前も欲しいか。でもね、これら俺らが頑張ったから貰えるから、お前はダメでーす。』



クロ「…ニャ?」



『ふふふ。頑張ったらね。』




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