男装女子。FIRST SEASON
隼「…まあ今のところバレてないから大丈夫だろう。いざと言う時は…」
「「「「「出雲(さん)のせい。」」」」」
隼「…って言えば大丈夫だろ。」
『見事に揃ってるよ!!!何!?刷り込まれてるよ!!?』
一応許可した皆のせいでもあるから!!!同罪だから!!!!
隼「そんなことよりも」
…そんなことですか。
隼「ほら、帰るぞ。帰ったら続きをやる。」
『えっ』
私はとてつもないくらいの絶望に染まった目をしてみた。
隼「続きやるぞ。」
『無意味だったぁ…。』
これが運命…グホッ。
壮悟「クロ~。今はこの中で我慢してね。」
そう言われたクロ。壮悟のリュックに入れられる。
『…ちっさいのな。』
結「オマエモナ。」
『…結くん、いっぺん死んでみよっか★』
とりあえず格闘技系統で絞めた。
『…あ、隼。俺乗る~♪』
隼「ハイハイ。…てかお前、バイク買わないのか?」
『免許持ってないし。』
隼「…コイツらも持ってないが。」
『普通はダメだよねぇ!!?…まあ俺はイイんだよ。』
隼「…そうか。」
『それに、隼の後ろは割といい席だと気付いた!!酔わないし、楽しいし!運転が上手いんだろうね。』
隼「…そうか。」
『そーそー!…あ、早く行こう!みんな先行ってるよー!』
隼「ああ。…しっかりと捕まってろよ。」
『はーい!』
ドゥルルルルルブゥゥゥンブンブンブン…
風が気持ちいい。
この爽快感はたまらなく気持ちいい!!
嫌なこととか悲しい思い出とか全部吹っ飛びそう。
…いやそんな思い出は現状無いんだけどね。
『免許取ろうかなぁ~』
隼「…あ?なんか言ったか?」
『んー、何もー。』
…そうだ。免許取ったら一番に乗せてあげよう。私の後ろに乗せてあげよう。
そんでいつも私が体験してることを体感してほしい
なーんて、ね。