男装女子。FIRST SEASON






出雲「…ハーッ…」



『なんでため息。』



出雲「今は無理しないで。…んー、そうだな…。」



部屋を出てった出雲。すぐ帰ってきた。…紐?



すると瞬く間に私の手を拘束された……!?



『えっなんですかコレ。なんですかマジで。』



出雲「君は大人しくしてて。幸いボタンの服だったから外せばいいよね。」



『えっちょ…うええええええええええ!?』



出雲「ほらほら、じっとする♪」



なんか楽しそうなんですけど!?



じたばたするも慣れた手つきで外してく。



『…慣れてる…慣れてるぅ!?』



出雲「ふふふふ。大丈夫大丈夫~♪」



『全然大丈夫じゃない!!!』



出雲「中にタンクトップ着てるなら大丈夫。…ほら、温かいでしょ?」



ホカッ



『……温かい…。でも染みる…。』



出雲「それはほぼ君のせいだよ。体中痣だらけで…きちんと何やってたか話してくれるよね?」



『……。』



出雲は私の腕や首周り、足周りを優しくお湯で拭いてくれた。



出雲「…話す気は無い?」



『………。』



出雲「…ふーん…じゃあ言わせてあげる。」



『フギョォッ…ちょ…くすぐったい…!…ッ痛ッ!!』



タンクトップの中に手を入れてきた…タオルと共に。




出雲「…お腹にも痣出来るのか。…じゃあ背中は…?」



『フギャァッ…痛い痛い痛いッ』



出雲「…全身打撲じゃないか。太ももも…ハーッ…。」



『そんなため息つかないで。』



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