男装女子。FIRST SEASON






マジで呼びに行ってマジで起きてきたこの人達。



『…マジで来るとは思わなかった。』



零「みんな飛び起きた。」



マジかーい。



裕翔「…ねぇ、どこ行ってたの。」



『え?うんちょっとそこいらに。』



結「怪我するほどのことがそこいらに?」



『そうそう。』



光「どうしてそんな無茶を…。」



『無茶はしてないよ?』



夜「つかお前どうやって外から出たんだよ。」



『あー…ま、ある秘密技があるんだよね。』



百「ここ最上階だよ?」



『いやあ、便利だよね、色々と☆』



玲央「何しに行ってきたんだよ。」



『ちょっとお散歩?』



悠太「ご飯作ろうって言ったのに。」



『それはマジでゴメン。土下座する。』



壮悟「夜遅くまでどんな用事だったのかな?」



『…てへぺろ☆』



蓮「出雲の部屋からどうやって脱出したんだよ(笑)」



『マル秘の技が…!』



「「「「「「「「「ちゃんと説明しろ。」」」」」」」」」



『そんな声揃えなくても。仲良すぎか。』



零「…うさぎ。」



『……。…みんなも秘密ごとがたくさんあるでしょ?それと一緒。ただ単に、俺は世間的にも言えない秘密がお前らよりもちょこーっと多いだけ。』



隼「……。」



出雲「ちょこっと…ねぇ。」



『…隼。出雲。これは言っておくけど、俺はお前らのことは裏切らない。』



隼「…お前は、多分裏切らない。でも、コイツらは少し不安だと思う。」



『…だよね。…まあそんな信頼されたい訳じゃないから。』



出雲「じゃーあー、1つだけ秘密を暴露したらどうかな?ほら、みんなで。」



『俺の隠し事そこまで軽くない…。』



出雲「でもウサギちゃんだけ言うのもアレでしょ?」



『…んー…ちょっと待ってて。許可取ってくる。』



隼「…許可?」



~~♪



「おかけになった電話番号は」



『起きてるよね?この時間帯に起きてないわけないよね?もし嘘ついてたら秋さんの秘密みんなに暴露しちゃうよ☆』



秋「もしもし?!」



結「うわ出たよ。めっちゃ急いで出たよ。ここまで聞こえたよ声。」



裕翔「凄い、ウサギってそんなに秋さんの弱み持ってたんだ。」



『ねぇ…言っていい?』



秋「…あ?お前が女ってこと?」



『そうそう。』



秋「…いんじゃね?つか俺一応、コイツらには話そうかなーって思ってたし。」



『そっか。了解、んじゃ。』



秋「あ、そーいやきのブチッ」



『許可出たー。』



壮悟「じゃあ話そっか!今日はここで寝よう。」



「「「「「「「「「「「おー!」」」」」」」」」」」



『でも俺一応、病人兼怪我人なんだけど。』



夜「大丈夫大丈夫。話してれば治る。」



『そんなんみんなが治るわ。』



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