男装女子。FIRST SEASON
裕翔「…ッハッ!!」
結「…ッハッ!!」
『あ、帰ってきた。』
裕翔「えっ?えっ?」
結「…マジで?!」
『うん。俺…じゃなくて、私女子。ちゃんと胸も付いてる。』
「「ダロウネ!!!?」」
光「ほ、ホントに…?え、なんで…?」
『えーと…秋さんが無理矢理この学校に強制入学させたの。』
光「何それ不憫。」
『いやまあ引きこもってた私が悪いんだけどね(笑)』
玲央「名前は?それはホンモノ?」
『いや、名前は違う。私の本当の名前は有栖川 羽咲 アリスガワ ウサキ。』
悠太「え?ウサギ?」
『羽咲…な。まあそのあだ名でも違和感ないようにそれで呼べって言ったんだけど。だって天って名前で呼ばれるの未だに慣れない…!』
夜「つーことは、秋さんとは親子でも何ともないわけか。」
『おお、正解。でも一応私の叔父なんだけどね。』
百「女の子が男子校に…。」
『せめて共学にしろよって感じだよねー。』
壮悟「じゃあ女の子にはその紐解いてあげた方が…。」
『女じゃなくても解いて!!?』
蓮「…まあ確かに、こんなちっさい男なんていな……ゴメン、何でもない。」
裕翔「蓮さん!?なんで僕のこと見るの!?」
零「どんまい。」
裕翔「零も一緒だからね!!!?」
…そして解いてもらった、紐。
『ふー…暴れないのに…。てか出雲、女の子に腹パンはどうかと思う。』
出雲「大丈夫だよ、そんなんじゃ死なないから☆」
『一応風邪引いてる身なんだけど!!!全身打撲の身なんだけど!!』
隼「…出雲…腹パンしたのか。」
『酷いよね!!?私女の子なのに!!』
出雲「今更女の子の権限使われても困るよね~」
『確かにそうだけど!!?…まあでも、私って言うのはやめる。どこにいても俺って言うようにはする。バレると厄介だからね。』
蓮「まあそうだろうな。」
壮悟「そうだね。その方が安全だね。」