男装女子。FIRST SEASON
すっかり仲良くなった俺と結と裕翔と光と零(零は俺の膝に座って寝てただけ)。
結「なんかウサギって女顔だよなぁ。」
『え?そうかな?』
いやまあ女子ですし。
結「女装したら間違いなく女子だと思う!…その点、裕翔と零もわかんないと思うんだよね。」
『確かに。』
裕翔「ちょっと!」
ガラガラガラ
秋「お前ら課題終わったかー」
キンッ
教室の空気が固まった。
みんな終わってないんだね、うん。
秋「…まさか終わってないとか言わねぇだろうな?」
『終わってないデース!』
裕翔「ウサ…!」
『俺らはずっとみんなと語り合ってました!そう、俺転校生だからこの学校こと色々と教わったし!』
秋「…ホントか…?」
『ホントだよね!光!』
ここで一番信頼がありそうな光を選ぶ。
光「う、うん。」
『ほら!!!』
秋「…追加は出さないが宿題にする。絶対明日までにやって来い。」
『…秋さん、つくづく鬼!』
秋「何。」
『秋さん、俺まだ初日だよ?!全然わかんないのにやれって鬼だよ!』
秋「…俺が教えてやる。」
『えっそれはちょっと。』
「なんでだよ。」
すぐ殴ってくるんだもん、この人。
『だから、この課題を半分にして欲しい!』
秋「ダメだ。」
『なんで!!』
秋「…それが義務だからだ。」