男装女子。FIRST SEASON






『だーかーらー!大丈夫だってば!!一人でも生きていけたから大丈夫だっての!!何なのこの人達!保護者!!?私の保護者なの!!?』



あ、つい私って言っちゃった…けど!!



出雲「じゃあ総合的に見て僕が引き取るよ!」



隼「どこをどう見て総合的なんだ。」



蓮「ダメだコイツ。」



壮悟「ほら、ここはやっぱり俺が…」



玲央「アンタもダメだから!!!スキあらば奪うだろ!!」



悠太「玲央もそれなりに…ね。」



玲央「悠太もな!!?」



夜「よーし、じゃあ俺でいいよね。」



百「夜はしれっと色々と奪いそうだよね。」



『…話聞けーい。』



出雲「だって、僕お金持ちだよ?」



結「しれっとお金持ち宣言。」



出雲「家も豪華だし料理も豪華!ベッドもお風呂も超豪華!!こんな素晴らしいところに食いつかないわけがない…!」



『…た、確かに…いいかも…?』



決して料理に釣られた訳では無い。



壮悟「じゃあ公平を期すために…全員の家を回るって言うのはどう?」



「「「「「「賛成」」」」」」



『ちょーい。俺の意見どうした。』



結「はいはーい!だったら俺も来て欲しい!!」



裕翔「僕もー!!」



壮悟「じゃあ全員の家に回るということで!」



隼「…俺と蓮は難しいな。」



零「うん、そうだね。あと光も…?」



光「大会挟んじゃったからね…今度来てもらうよ!」



壮悟「じゃあ4人はまた今度ということで。それじゃあ決定!」



……もう、いいや。ほっとこう。

























深夜。一年生組は確実に寝ている時間。



ガチャ



隼「…秋さんが呼んでる。」



壮悟「ウサギを?この時間帯に…?起こそうか?」



隼「…イヤ、ウサギ以外全員呼ばれた。」



壮悟「分かった。起こしてくるよ。二年三年は多分まだ起きてるハズだから、隼は一年を起こしてくれる?」



隼「ああ。」




< 76 / 255 >

この作品をシェア

pagetop