男装女子。FIRST SEASON










おはようございます、有栖川羽咲です。名前を覚えられてないような気がして、怖いので名前を言います。




有栖川羽咲です。




明日で夏休みに入ります。



結「…グハッ…課題がこんなに…不良校なのになんでこんなに課題が出るんだ!!おかしい!!!」



『それは大半がやらないからに決まってんでしょ結きゅんよ。』



裕翔「…大丈夫、秋さんの以外はすっぽかしても大丈夫だから。」



光「イヤ、隼さんに怒られるんじゃない?」



零「…燃やす。」



『待ってどこから出したのそのマッチ。しかもマッチなんだ。』



今日も元気なウサギちゃんです。



零「うさぎ、雪が今日タイマンしたいって。」



『えっ…さすがにこの俺でも痣一個作っちゃう強さな雪が?』



光「雪は痣だらけなんだけどね?かすり傷もつけないウサギってどんだけ最強なんだろうね。」



零「ようやく全身の痣治ったからって。」



『また痣つけるつもりか…懲りないなぁ…。』



結「手加減しなよ?」



『充分してる。雪は拳勝負だけど他の人は教えながら闘ってるんだからね?だいたいみんな腰引けすぎなんだよねぇ。もっと男ならバシッとやんなきゃ。』



裕翔「…男装女子に男を語られるって…(小声)。」



『よし、じゃあ今すぐ帰って楽な服装で《クラウン》にー…GOGO!!!!』



零「ごー。」























バシッ



ダンッ



ガンッ



シュッ



ドンッ



『大分上手くなってるんじゃないのー?』



雪「まだまだですよ…ッ!」



ヒュッ



バシッ



ガンッ



『…ッ』



ダンッ



雪「…ッグ……ハァ…負けました。」



『うぇーい。…って、ゴメン。最後のヤツ大分強めにやっちゃった。骨折れてない?大丈夫?』



雪「大丈夫デス。…あー、貴方から一本取りたい。」



『無理無理。天と地の差だよ。』



雪「実際、出雲さんとウサギさんだとどっちの方が強いんですかね。」



『んー…出雲は謎だからなぁ。テキトーにあしらってたら負けるかな。』



雪「じゃあ本気だと…負けないってことですか?」



『んー、そうだね。そうなるね。でも本気なんて見せれないよ。』



雪「どうしてです?」



『だって、本気のときは俺……人殺せちゃうもん。』



雪「……。」



ゲシ



『痛ッ!!何すんのさー!』



雪「別に何も。アホだなぁと思って。」




しれっと言うなァァァ!!!




< 78 / 255 >

この作品をシェア

pagetop