男装女子。FIRST SEASON
おはようございます、有栖川羽咲です。名前を覚えられてないような気がして、怖いので名前を言います。
有栖川羽咲です。
明日で夏休みに入ります。
結「…グハッ…課題がこんなに…不良校なのになんでこんなに課題が出るんだ!!おかしい!!!」
『それは大半がやらないからに決まってんでしょ結きゅんよ。』
裕翔「…大丈夫、秋さんの以外はすっぽかしても大丈夫だから。」
光「イヤ、隼さんに怒られるんじゃない?」
零「…燃やす。」
『待ってどこから出したのそのマッチ。しかもマッチなんだ。』
今日も元気なウサギちゃんです。
零「うさぎ、雪が今日タイマンしたいって。」
『えっ…さすがにこの俺でも痣一個作っちゃう強さな雪が?』
光「雪は痣だらけなんだけどね?かすり傷もつけないウサギってどんだけ最強なんだろうね。」
零「ようやく全身の痣治ったからって。」
『また痣つけるつもりか…懲りないなぁ…。』
結「手加減しなよ?」
『充分してる。雪は拳勝負だけど他の人は教えながら闘ってるんだからね?だいたいみんな腰引けすぎなんだよねぇ。もっと男ならバシッとやんなきゃ。』
裕翔「…男装女子に男を語られるって…(小声)。」
『よし、じゃあ今すぐ帰って楽な服装で《クラウン》にー…GOGO!!!!』
零「ごー。」
バシッ
ダンッ
ガンッ
シュッ
ドンッ
『大分上手くなってるんじゃないのー?』
雪「まだまだですよ…ッ!」
ヒュッ
バシッ
ガンッ
『…ッ』
ダンッ
雪「…ッグ……ハァ…負けました。」
『うぇーい。…って、ゴメン。最後のヤツ大分強めにやっちゃった。骨折れてない?大丈夫?』
雪「大丈夫デス。…あー、貴方から一本取りたい。」
『無理無理。天と地の差だよ。』
雪「実際、出雲さんとウサギさんだとどっちの方が強いんですかね。」
『んー…出雲は謎だからなぁ。テキトーにあしらってたら負けるかな。』
雪「じゃあ本気だと…負けないってことですか?」
『んー、そうだね。そうなるね。でも本気なんて見せれないよ。』
雪「どうしてです?」
『だって、本気のときは俺……人殺せちゃうもん。』
雪「……。」
ゲシ
『痛ッ!!何すんのさー!』
雪「別に何も。アホだなぁと思って。」
しれっと言うなァァァ!!!