男装女子。FIRST SEASON





淡々と授業が終わり、下校時間。



『よっし!んじゃ、家に帰るぞー!4人ともまたねー!』



零「…うさぎ、うさぎ。寮に行こ…。」



『え?』



り、寮??



光「あれ、聞いてない?この学園って全寮制だよ?」



『全…寮制…!?何それ聞いてない!あんのクソ親父…!』



零「帰ろ、帰ろ。」



裕翔「はっ…!僕バイトだった…!」



結「裕翔、またバイト入れたの?」



裕翔「だってお金が足りない!!!!」



光「それは食費にかけすぎてるからだと思うんだよね。それを削減すれば余裕持てると思うんだよね。」



零「光、頭良い。」



結「えー、ゲームの続きはー!?今度のボス戦強いから助っ人欲しかったのにー!」



裕翔「それは玲央さんか夜さんに助けてもらってよ。」



結「玲央さんは良いとして…夜はなんか嫌!」



裕翔「じゃあぼっちでクリアすればいいじゃん!…あ、ヤバイヤバイ、じゃあまた後でー!!!」



風のごとく消え去った裕翔。



光「…よし、3人で帰ろっか!」



『…俺何の説明も受けてないんだけど…。』



光「それは…まあ俺が説明するから。」



『光…ありがとう。今度秋さんに会ったら殴ってゴミ収集車に投げ捨てておくよ…。』



光「そんなことはしなくていいからね!?」




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