色を待つ僕と雪を待つ君。
休日、シャツの上から先週新しく買ったブラックと思われるカーディガンを着て、僕は待ち合わせ場所へ向かった。僕が普段行かないようなオシャレなカフェだ。それくらいは色が無くても分かる。
数分後、彼女はやって来た。
そこで僕はやっと彼女に話した。
僕の見る世界に色は無いこと、けどあなただけには色があること。
色々話した。彼女は嫌な顔一つせず聞いてくれた。
僕が一通り話し終わった後、彼女は言った。
「あなたの事情は分かりました。話してくれてありがとうございます。」
そしてその後、その時の僕には理解できなかった一言を放った。
「色の無い世界を生きるあなたが、私だけは色が見えた理由、私にはわかります。あえて今は話しませんが。」
僕は驚きのあまり一瞬固まってしまった。
何故かと聞こうとしたが、彼女は続け様に言う。
「涼太さん、いきなりなんですが…」
僕は言う。「なんですか?」
「私と付き合ってください。」
僕は驚きを隠せなかった。この短時間で2回もこんなに凄い衝撃を受けるなんて…。
僕は今まで正直、女の子に告白されたことはしばしばあった。
だが全部お断りしてきた。色の無い僕なんかと一緒にいても、お互いのためにならないと思ったからだ。
だが今回は違う。世界に一人かもしれない、色のある女性なのだ。
そうして、唯希さんとの交際は始まった。
この時の僕には幸せしかなかったのだろう。後に起こる事など、考えてもいなかった。
数分後、彼女はやって来た。
そこで僕はやっと彼女に話した。
僕の見る世界に色は無いこと、けどあなただけには色があること。
色々話した。彼女は嫌な顔一つせず聞いてくれた。
僕が一通り話し終わった後、彼女は言った。
「あなたの事情は分かりました。話してくれてありがとうございます。」
そしてその後、その時の僕には理解できなかった一言を放った。
「色の無い世界を生きるあなたが、私だけは色が見えた理由、私にはわかります。あえて今は話しませんが。」
僕は驚きのあまり一瞬固まってしまった。
何故かと聞こうとしたが、彼女は続け様に言う。
「涼太さん、いきなりなんですが…」
僕は言う。「なんですか?」
「私と付き合ってください。」
僕は驚きを隠せなかった。この短時間で2回もこんなに凄い衝撃を受けるなんて…。
僕は今まで正直、女の子に告白されたことはしばしばあった。
だが全部お断りしてきた。色の無い僕なんかと一緒にいても、お互いのためにならないと思ったからだ。
だが今回は違う。世界に一人かもしれない、色のある女性なのだ。
そうして、唯希さんとの交際は始まった。
この時の僕には幸せしかなかったのだろう。後に起こる事など、考えてもいなかった。