ごめんねありがとう。
入院中の美央のお話
「美央、来たよ」
ドアを閉めて言うのは私の大好きな弟怜央
「いつもごめんね」
「何言ってんだよ当たり前だろ家族なんだから」
「彼女のことも大切にしなさいよ?」
「いいんだよ俺はあいつのこと愛してるから」
「ひゅーやけるね、まさかあの怜央が姉よりも好きな人が出来るなんてね(笑)」
「なにからかってんだよ」
「ふふっごめんなさいね(笑)」
「ゲホゲホッ」
「おい、大丈夫か」
はぁ、しんどいなぁ
「ごめんね今日はもう帰っていいよ」
「いや、お前が寝付くまでいる」
「ごめんね怜央」
「いいっておやすみ美央」
ごめんね怜央
ごめん。