わたしにキセキがおきるなんて
偶然というキセキ


気持ちが再確認できたその日は




家に帰ってから色々考えた







社長のこと 木藤さんのこと


冷静に考えると
見えてくることがあった





社長が木藤さんに話す時の態度と

私に話す時の態度。





明らかに違っていた




木藤さんと話すときは笑顔が多いけど


私に話しかけてくれたときは無表情が多い





木藤さんには仕事上かわからないけど、口数が多いし質問も多いから、会話が弾んでるようにみえた



私とは口数がお互い少なく、すぐ会話が終わり、いつも社長が去って行く気がする













(全然見込みないじゃん)










スタイル抜群で身長なんか168センチもあって、ハーフ顔でいつも笑顔の木藤さん。





反対に幼児体型で身長は147センチという致命的な小ささ、顔も童顔、社長を前にすると緊張して顔がこわばる私。















圧倒的敗北感。














私も木藤さんみたいに綺麗になりたい。



このままじゃだめなんだ。





いつまでもネットでリア充を見つけては


いいよなーいいよなー私なんて、、


って卑屈になって








自分で行動しないのに
行動してる人を羨むなんて…








こんな自分が嫌だ








変わりたい。









そう思えるようになっていた。













< 16 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop