わたしにキセキがおきるなんて




土日があけ、また月曜がくる



いつも通りの月曜日







だけど今までとは違う私なんだ







少し早起きして
巻いた髪の毛に、新しいピンをつけて。







靴もいつもペタンコ靴で歩きやすさ重視
だったのが、
少しヒールのあるブーツに。





香水も少しつけて。








それだけで生まれ変わった気がした。









「おはようございます!」






振り返った由紀子さんが
目を見開いてビックリしている








「どうしたの?都築!
めっちゃ...めっちゃ可愛いーーー!」



そう言ってぎゅーっと抱きしめられた





すごく照れくさかったけど嬉しい


「ありがとうございます。イメチェンしてみました。」







「なんかあったの?彼氏できた??」







目を輝かせながらこっちを見る由紀子さん





「いやいや、彼氏を作るために自分磨き中です。」





「そうなの?!都築ならすぐできるわよ。
しかもこーんなにも可愛くしちゃって。
選びたい放題よ!」




ばしばし叩く由紀子さんを落ち着かせて






仕事に取り掛かった。






これまでモヤモヤしていた気持ちが
嘘のように晴れていくのがわかった





身の回りを変えるだけでも
こんなに気分が変わるなんて








そうだ!今日は新しい服買いに行こう!






仕事終わりの用事にウキウキしながら



あっという間に仕事が終わった


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