わたしにキセキがおきるなんて



花壇の縁に座って
ぼーっと空を眺めていると






「はい、水。」




顔の横にコップが…





近っ





誰?あ、社長だ。




「あ、すみません。頂きます。」




冷たい水が体に染み渡る









「これ飲んだらもう帰れ。早瀬には言っておくから」







「え、でも私」







「いいから。今日は初めてで気も使っただろ。また次もあるから。」




高野社長って、、優しいんだ。







私が返事する前に社長は
荷物とってくるといって店に入っていった












うわー社長になんてことさせてるんだろ



と思うんだけど
頭と体が追いつかず、













自分で持ってこないと!!

と立ち上がると
一気に酔いが回った










う、気持ち悪い
目が回る













「大丈夫か?」







遠くに社長の声が聞こえたと同時に

意識がとんだ




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