わたしにキセキがおきるなんて
キセキだったんだよね
高野社長のこと気になり始めて
1週間が経った
その間土日もはさんだけど
頭の中は社長でいっぱいだった
この1週間でわかったことは
業務の中では全く社長に会わないこと
社長がどこにいるのかもわからないこと
たまにお昼に社食で見かけること
たまに見るといつも隣に秘書がいること
秘書はとても美人なこと
だった
あの美人の秘書の人
誰なんだろう
なんて名前なんだろう
今度は社長だけじゃなくて
美人の秘書の人までもが
私の頭の中でぐるぐる回っていた
そして今週も終わり、
あの飲み会からちょうど2週間経った金曜日
「都築ー!今日飲み行こうよー!
旦那が子供見てくれるんだ。」
17:00ちょうどを指した時計を見ながら
由紀子さんが声をかけてくれた
「はい!ぜひ行きましょう!」
私もパソコンの電源を落とし
早速出れる準備をした
「あ!もう1人誘ってもいい?都築と飲みたいって、南が言ってたんだ」
「南さんが?!嬉しいです」
あの飲み会以来、南さんともお話してないな。
急に抜けてしまって、まだ謝れてなかった。
「決まりー!じゃあ誘ってみるね。」