ブスからシンデレラへ

1章 一人ぼっち

私は小さい頃からブスで、学校でも家庭でも名前で呼んでもらえず、ブスと呼ばれていた。

私の家族は、両親がモデル。兄は、イケメン美容師。
姉は、ミスキャンパスに何度も１位を独占。弟は、童顔で可愛い。

そんな中に私がいた。
違和感を感じていたが、みんな優しくて大好きだった。
ある事が起きるまでは‥。

今日は家で、家族揃っての食事会。
みんな楽しそうに食べていた。

父親「今日も美味しいよ！真由美！あっ‥。」

母親「真由美？誰よ？私は、真奈美よ？」

父親「す、すまない。」

母親「あなた最近、帰りが遅いわよね？」

父親「仕事だから仕方ないだろ。」

母親「そう‥。」
母親は、ある名刺を父親に見せた。

母親「キャバクラかしら？真由美って名前の人がいるわね？」

父親「俺の持ち物に触れるな！」

母親「怪しい行動するからよ！」

夫婦喧嘩が始まった。

母親「この真由美とゆう女性と付き合ってるんでしょ？」

父親「だったらなんだって言うんだ！」

母親「呆れた‥。」

母親は、結婚指輪を父親に投げつけてバックから、離婚届を出して、父親の前に置いた。

母親「離婚するわ！」

父親「上等だ！」
父親も名前を書いて、そのまま市役所へ出掛けた。

兄「お母さん‥。俺は、お母さんに着いて行くから。」

姉「私も着いて行くよ？」

弟「僕も着いて行く！」

母親「ありがとう‥。でも、あんたはいらないわよ？あかり。」

あかり「えっ‥。」

母親「やっぱり、あかりだけ血が繋がってない気がしてならないのよ。みんな美男美女だし、母親か父親のどこか似る所があるんだけど、あかりにはないわ。ごめんなさい。」

あかりはショックで落ち込んでいた。

父親が帰って来た。

父親「子供は誰一人いらない！ここは私が買った家だ！全員出ていけ！」

みんなそれぞれの部屋に行って荷造りをして出ていった。

母親は、３人の子供を連れて車でどこかへ行った。

私は、急に一人ぼっちになった。

行く宛てなんかなくて、公園のベンチに座っていた。

すると女性が声をかけてきた。

女性「こんにちわ。」

あかり「こんにちわ。」

女性「何かあったの？」

あかり「家族に捨てられて居場所がなくなって、ここにいる。」

女性「そう‥。だったら私の家に来ない？」

あかり「でも‥。」

女性「夜は寒いわよ？」

あかり「分かりました！」

あかりは女性の車に乗って、女性の家へと行った。

女性の家は、お城そのものだった。

車から降りると執事やメイドがたくさん居た。

あかりは驚いていた。

女性「あなたに話したい事があるの。だから中に入って。」

中に入ると、金ぴかの家具やシャンデリアがあり目をキラキラしていた。

応接間に入って二人はソファーに座った。

メイドが来て、紅茶を出して去った。

女性「今から話すのは本当の事だから聞いて欲しい。」

あかり「分かりました。」

衝撃な事実が聞かされそうになった。