ずっと、君との約束を。

「……なんてね、冗談。ちょっと演劇に興味があったんだ。ビックリさせちゃったかな?」

びっっくりした…。そんなこと言われたら、誰だってもしかして…?と思っちゃうよね。

「…えっあっ、そ、そうだよね!…そ、そうなんだ…今度うちの演劇も見においでよ!チケット取ってあげられるよ。」

「うん、是非。…そういえば、桐生くんとはどう?仲良くなれた?」

「うん。名前で呼んでくれたし、名前で呼んでも良い、って。これってちょっとは仲良くなれた証拠だよね。」

「…そうなんだ…蒼はさ、桐生くんの事、好きなの?」

「…えっ…好き…?」

「うん、転校してきてからずっと、桐生くんの事気にしてるからさ。もしかしたらと思って。」

好き…?私が千秋くんを?
好きだから気になっちゃう?好きだから話してると楽しい?好きだから?…いや。

「違うよ。たぶん、似てたからかな。」
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