ずっと、君との約束を。
「よかった~、正直蒼がオーケーしてくれるとは思わなかったよ。」
「えっ、どうして?」
休憩に入った私達は堅苦しいドレスを脱ぎ、中庭でのんびりしていた。
みんなバタバタの忙しない中、ここは穏やかな空気が流れていて、結構好きだ。
「まぁ…桐生くんと休憩すると思ってたから。」
「え、千秋くん!?なんでそうなるの。」
「いや、動揺しすぎ…実際どうなの?僕が手助けした効果あった?」
明らかに動揺してしまったらしい。
そりゃぁ、好きになったかも…なんて、尚哉くんには言えないよね…。
「うん…まぁ、あったけども。尚哉くんはどうして私達を実行委員に推薦したの?」
「……いや~ぁ、ホントはもっとグチャグチャになると思ってたんだけどなぁ…」
「えっ…?」
「ううん、なんでもない。」