【短編】人はこれをや恋といふらむ

彼はすごくおとなしくて、なにを血迷ったか私がハムスターの名前で呼びたいなんて言っちゃったのをすんなりとOKしてくれるような子だった。


私はその頃から既に内向的だった。

幼稚園でも絵本とお絵描き、動物の世話が大好きな友達ナシ子。

でも彼とは自分のハムスターが人間になったみたいで気軽に話すことができた。

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