【短編】人はこれをや恋といふらむ

私はびっくりして、飛び上がった拍子に芸人みたいなオーバーリアクションで椅子から落ちてしまった。


「驚きすぎー♪ 吉本マジよしもとw どっから声でてんの、大丈夫かよ」


彼はごく自然に片腕で私を支えながら、ゲラゲラと大きな声で笑った。

だけど優しい目で私を見つめて、心配そうにのぞきこんできた。


女子の視線が刺さる、刺さる。

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