レンアイ経験値〜余裕なキミとドキドキなアタシ〜


私は自分の声が震えるのを感じた。


「何だよ!?」


目の前の天使は不機嫌そうに聞き返した。


「もしかして………
     男の子…………?」


彼女は紺色のブレザーにネクタイを締め、これまた紺色のスラックスを履いていた。

これは、
・・
男子用の制服…………


私が信じられない思いで見詰めると、彼女は真っ白な肌を朱く上気させて怒鳴った。


「ふざけんな!!
男に決まってるだろ!?」


彼女は、いや彼は

       男の子でした。


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