極上求愛~過保護な社長の新妻に指名されました~
「またいつでも遊びにきてちょうだいね!茜ちゃんだけで全然いいから」
「茜に会うのは俺の許可を取ってからにしてください」
お別れのハグとでもいうように耀さんが両手を広げたけれど、それより先に雪さんによって抱き寄せられて身体が傾いた。
大きな手に頭を撫でられ、顔中がかあっと熱くなる。
「ま、それくらいラッブラブならしばらくは安心みたいね」
「耀さんに心配されなくても」
「茜ちゃんまた連絡するわっ」
「耀さん俺の話聞いてた?」
ため息を吐く雪さんと満面の笑顔の耀さんは正反対だけれど…2人の間に流れる空気はとても温かかった。
「耀さん、とってもいい人ですね。私今日だけで耀さんのこと大好きになっちゃいました」
助手席に座りながらほかほかと温かい心の内を伝えるように話していると、ふいに赤信号で車が停車する。
「茜」
運転席に座る雪さんに名前を呼ばれて横を向くと、いつの間にか近づいていた雪さんに一瞬で唇を奪われた。
「他の男の名前ばっかり言ういけない口は塞がないとね」
「っ…」
青に変わった信号に、車が再び走り出す。
何事もなかったのように進む車とは対照的に、私の心臓は普段よりも何倍も早い鼓動を刻んでいた。
「茜に会うのは俺の許可を取ってからにしてください」
お別れのハグとでもいうように耀さんが両手を広げたけれど、それより先に雪さんによって抱き寄せられて身体が傾いた。
大きな手に頭を撫でられ、顔中がかあっと熱くなる。
「ま、それくらいラッブラブならしばらくは安心みたいね」
「耀さんに心配されなくても」
「茜ちゃんまた連絡するわっ」
「耀さん俺の話聞いてた?」
ため息を吐く雪さんと満面の笑顔の耀さんは正反対だけれど…2人の間に流れる空気はとても温かかった。
「耀さん、とってもいい人ですね。私今日だけで耀さんのこと大好きになっちゃいました」
助手席に座りながらほかほかと温かい心の内を伝えるように話していると、ふいに赤信号で車が停車する。
「茜」
運転席に座る雪さんに名前を呼ばれて横を向くと、いつの間にか近づいていた雪さんに一瞬で唇を奪われた。
「他の男の名前ばっかり言ういけない口は塞がないとね」
「っ…」
青に変わった信号に、車が再び走り出す。
何事もなかったのように進む車とは対照的に、私の心臓は普段よりも何倍も早い鼓動を刻んでいた。