極上求愛~過保護な社長の新妻に指名されました~
「今宵のお部屋はこちらになります、お姫様」
ナイトヘリで夜景を堪能してから美味しいディナーを済ませ、雪さんに案内されたのは会員制ホテルのスイートルーム。
高い天井とふかふかのシルクのベッド。
大きなガラス張りの窓から広がる夜景はさっきよりも間近でキラキラと輝いている。
「あと、はいこれ」
目の前いっぱいに真っ赤なバラの花束が広がったかと思うと、後ろからもう片方の手で抱きしめられる。
「改めて誕生日おめでとうっていうのと、いつも傍にいてくれてありがとう」
「…っ」
お礼を言わなきゃいけないのは私の方だよ…
思いが溢れて、言葉がうまく出てこない。
…だから、大好きな気持ちとたくさんのありがとうが伝わるように気持ちを込めて、少し高いところにある雪さんの唇に背伸びをしてキスをした。
「雪さん、大好きです」
触れる指から、見つめる瞳から、唇から落とされる囁きから…いつも雪さんが伝えてくれるように。
「…」
「雪さん?」
「…茜に喜んでもらいたかったのに、これじゃあ俺の方が得した気分なんだけど」
雪さんが手のひらで顔を覆った。その仕草が赤くなった顔を隠すためのものであることを指の隙間から覗く瞳が物語っている。
「愛してるよ、茜」
「私の方が愛してます」
「じゃあ、どっちが上か確かめてみようか」
「望むところです」
熱を持った瞳が絡み合う。
そうして私たちはお互いに言葉では言い尽くせないほどの想いを、溢れるほどに注ぎあっていった。
ナイトヘリで夜景を堪能してから美味しいディナーを済ませ、雪さんに案内されたのは会員制ホテルのスイートルーム。
高い天井とふかふかのシルクのベッド。
大きなガラス張りの窓から広がる夜景はさっきよりも間近でキラキラと輝いている。
「あと、はいこれ」
目の前いっぱいに真っ赤なバラの花束が広がったかと思うと、後ろからもう片方の手で抱きしめられる。
「改めて誕生日おめでとうっていうのと、いつも傍にいてくれてありがとう」
「…っ」
お礼を言わなきゃいけないのは私の方だよ…
思いが溢れて、言葉がうまく出てこない。
…だから、大好きな気持ちとたくさんのありがとうが伝わるように気持ちを込めて、少し高いところにある雪さんの唇に背伸びをしてキスをした。
「雪さん、大好きです」
触れる指から、見つめる瞳から、唇から落とされる囁きから…いつも雪さんが伝えてくれるように。
「…」
「雪さん?」
「…茜に喜んでもらいたかったのに、これじゃあ俺の方が得した気分なんだけど」
雪さんが手のひらで顔を覆った。その仕草が赤くなった顔を隠すためのものであることを指の隙間から覗く瞳が物語っている。
「愛してるよ、茜」
「私の方が愛してます」
「じゃあ、どっちが上か確かめてみようか」
「望むところです」
熱を持った瞳が絡み合う。
そうして私たちはお互いに言葉では言い尽くせないほどの想いを、溢れるほどに注ぎあっていった。