極上求愛~過保護な社長の新妻に指名されました~
無事に撮影とその後の編集作業を終え…ついに『HAUTE』リニューアル創刊号が書店に並べられた。
なんだか気になってしまい発売日である昨日見に行った最寄りの書店の新刊雑誌コーナーには、他にも里香さんが表紙を飾る雑誌がいくつもあって。
自惚れかもしれないけれど…その中でも『HAUTE』は目を引いた気がした。笑顔の国枝里香が表紙を飾っているのがうちだけだったから。
「おはようございます、先輩。昨日早速ネットニュースになってたの見ました?」
「あ、里香さんのこと?見た見た」
…そう、実際発売直後には『今までに見たことがない国枝里香』とSNSで少し話題になったくらいだったのだ。
「よし、みんな集まってるわね」
美月ちゃんと話をしているうちにやってきた水野編集長が朝の定例会議のために集まったみんなをぐるっと見渡す。そうしてにっと口角を上げて微笑んでから口を開いた。
「HAUTEの重版が決定したわ」
一瞬の沈黙のあと、その場にいたみんなが顔を見合わせる。誰からともなく拍手が沸き起こり、オフィスは瞬く間に歓喜の声に包まれていった。
「あと、それに伴ってHAUTEの一部コンテンツのネット配信も決定したの。そこで…柏木さん」
「っ、はい」
自分が視線を上げるのと同時に周りの視線もこちらへと向けられるのを感じながら、編集長の言葉を待つ。
「柏木さんが担当してくれた着回しのページが特に好評でね。働く女性に向けた企画として、仕事服着回しダイアリー(仮)を連載することになったの。…任せられてくれるかしら」
「っ、もちろんです!ありがとうございます!」
再び拍手が巻き起こり、周りのみんなの笑顔に包まれる。
自分の事のように喜んでくれる同僚や後輩、先輩たちの笑顔を感じながら…私は喜びを噛みしめていった。
なんだか気になってしまい発売日である昨日見に行った最寄りの書店の新刊雑誌コーナーには、他にも里香さんが表紙を飾る雑誌がいくつもあって。
自惚れかもしれないけれど…その中でも『HAUTE』は目を引いた気がした。笑顔の国枝里香が表紙を飾っているのがうちだけだったから。
「おはようございます、先輩。昨日早速ネットニュースになってたの見ました?」
「あ、里香さんのこと?見た見た」
…そう、実際発売直後には『今までに見たことがない国枝里香』とSNSで少し話題になったくらいだったのだ。
「よし、みんな集まってるわね」
美月ちゃんと話をしているうちにやってきた水野編集長が朝の定例会議のために集まったみんなをぐるっと見渡す。そうしてにっと口角を上げて微笑んでから口を開いた。
「HAUTEの重版が決定したわ」
一瞬の沈黙のあと、その場にいたみんなが顔を見合わせる。誰からともなく拍手が沸き起こり、オフィスは瞬く間に歓喜の声に包まれていった。
「あと、それに伴ってHAUTEの一部コンテンツのネット配信も決定したの。そこで…柏木さん」
「っ、はい」
自分が視線を上げるのと同時に周りの視線もこちらへと向けられるのを感じながら、編集長の言葉を待つ。
「柏木さんが担当してくれた着回しのページが特に好評でね。働く女性に向けた企画として、仕事服着回しダイアリー(仮)を連載することになったの。…任せられてくれるかしら」
「っ、もちろんです!ありがとうございます!」
再び拍手が巻き起こり、周りのみんなの笑顔に包まれる。
自分の事のように喜んでくれる同僚や後輩、先輩たちの笑顔を感じながら…私は喜びを噛みしめていった。