極上求愛~過保護な社長の新妻に指名されました~
「相沢さんがどうこうっていうんじゃなくて、私の問題といいますか…」
「んー…具体的には?」
「私の嫌なところとか、まだ相沢さん全然知らないですよ?」
「…なるほど。例えば?」
うーん、例えば…
「お酒好きなくせに、酔うとめんどくさいとか」
「めんどくさいとは思わないけど…あんまり強くないのは知ってる。可愛い寝顔浮かべて、寝ちゃうしね」
「っ…。あ、あとは…料理があんまり得意じゃないとか」
「俺が好きだから問題ないよ。一緒に作るのも楽しいしね」
私が挙げていく項目をいともたやすく払拭していく相沢さん。
ていうかさっきから何言ってるんだ、自分…
「…あと」
「うん」
「素直に気持ちを伝えるのが、苦手です」
そしてようやく出てきたそれが、たぶん私のいちばんの懸念点だった。
「素直に気持ちを伝えるのは、誰でも勇気がいることなんじゃないかな。…だけど俺、素直にさせるのは自信があるから大丈夫だよ」
「え…」
淀みなく言い切った彼の瞳に、迷いのような感情はない。
「ね、茜ちゃん。違う人間同士なんだから、わからないことがあるのは当たり前だと思うんだ」
「…はい」
「だからこそ、わからないことがあるたびに俺は相手と納得のいくまで話し合いたいと思う」
「っ…」
その瞬間脳裏に浮かんだのは、今までに何度も聞いた…ある言葉だった。
「んー…具体的には?」
「私の嫌なところとか、まだ相沢さん全然知らないですよ?」
「…なるほど。例えば?」
うーん、例えば…
「お酒好きなくせに、酔うとめんどくさいとか」
「めんどくさいとは思わないけど…あんまり強くないのは知ってる。可愛い寝顔浮かべて、寝ちゃうしね」
「っ…。あ、あとは…料理があんまり得意じゃないとか」
「俺が好きだから問題ないよ。一緒に作るのも楽しいしね」
私が挙げていく項目をいともたやすく払拭していく相沢さん。
ていうかさっきから何言ってるんだ、自分…
「…あと」
「うん」
「素直に気持ちを伝えるのが、苦手です」
そしてようやく出てきたそれが、たぶん私のいちばんの懸念点だった。
「素直に気持ちを伝えるのは、誰でも勇気がいることなんじゃないかな。…だけど俺、素直にさせるのは自信があるから大丈夫だよ」
「え…」
淀みなく言い切った彼の瞳に、迷いのような感情はない。
「ね、茜ちゃん。違う人間同士なんだから、わからないことがあるのは当たり前だと思うんだ」
「…はい」
「だからこそ、わからないことがあるたびに俺は相手と納得のいくまで話し合いたいと思う」
「っ…」
その瞬間脳裏に浮かんだのは、今までに何度も聞いた…ある言葉だった。