極上求愛~過保護な社長の新妻に指名されました~
「ごめんごめん。そこまで準備してくれてるとは思ってなかったからびっくりしちゃって」
「す、すみません!勝手にいろいろやっちゃって…」
「いや、そうじゃないよ。帰ってきて、家に茜ちゃんがいるだけでこんなに嬉しいのに…なんかほんと、幸せだなって」
そんな風に思ってくれてたんだ…
雪さんのことを癒すつもりが一瞬で癒されて、大好きな人と同じ気持ちでいられる幸せを噛みしめていると…
「でも」
ふっと雪さんの顔が近づいて、さっきとは少し違う意地悪な笑みが目の前いっぱいに広がった。
「茜ちゃんっていう選択肢はないの?」
「…っ!」
艶やかなその表情に思わず顔を赤くした私の額に、雪さんが軽く触れるだけのキスを落とす。
「…なんてね。楽しみは後にとっておくことにして、先にお風呂、入らせてもらうね」
「っ、はい…」
心臓何個あっても足りない…!
胸に手を当てうるさく音を立てる心臓を落ち着けるように深呼吸をしていると、ふいにリビングに入ろうとした雪さんが立ち止まり、こちらを振り向いた。
「茜ちゃん、俺のわがまま聞いてくれる?」
「え?」
「イエス?ノー?」
「私に出来ることなら…い、イエスです」
…内容を聞く前にそう返事をしたことを、私はそのあとすぐに後悔した。
「す、すみません!勝手にいろいろやっちゃって…」
「いや、そうじゃないよ。帰ってきて、家に茜ちゃんがいるだけでこんなに嬉しいのに…なんかほんと、幸せだなって」
そんな風に思ってくれてたんだ…
雪さんのことを癒すつもりが一瞬で癒されて、大好きな人と同じ気持ちでいられる幸せを噛みしめていると…
「でも」
ふっと雪さんの顔が近づいて、さっきとは少し違う意地悪な笑みが目の前いっぱいに広がった。
「茜ちゃんっていう選択肢はないの?」
「…っ!」
艶やかなその表情に思わず顔を赤くした私の額に、雪さんが軽く触れるだけのキスを落とす。
「…なんてね。楽しみは後にとっておくことにして、先にお風呂、入らせてもらうね」
「っ、はい…」
心臓何個あっても足りない…!
胸に手を当てうるさく音を立てる心臓を落ち着けるように深呼吸をしていると、ふいにリビングに入ろうとした雪さんが立ち止まり、こちらを振り向いた。
「茜ちゃん、俺のわがまま聞いてくれる?」
「え?」
「イエス?ノー?」
「私に出来ることなら…い、イエスです」
…内容を聞く前にそう返事をしたことを、私はそのあとすぐに後悔した。