ありがとうって何回言っても足りないよ。
ーーーていうかこっちに来るの⁉︎


ど、どうしよう!


そうだ!


逃げ……


「おい!」


ーーーえっ!


あたしが顔を上げるとそこにはとても綺麗な顔立ちをした男の子が立っていた


黒髪の短髪がよく似合っているけれど、目は切れ長でなんだか睨まれているみたいで怖い。


背だって180はあるだろう。


「ーーーってか、お前市原雪⁉︎」

「えっ?」


なんで彼はあたしの名前を知っているのだろうか?
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